コブダイ 出会い編(1) 全てはここから始まった

2020年6月9日

2018年の12月30日。
「今年も終わりやな〜」
まったり友人宅で呑んでいる。
するとそこに後輩MくんからLINEが届く。

「こいつとバトル中」
「がまんくらべ」

ちらコブ

!!!
なにこの魚?
場所は波止のテトラっぽいけど•••デカそう!
そう言えば淡路島に穴釣りしに行くって
言ってたなぁ。
一気に酔いが覚める

グループLINE だったので、友人Tさんからも
コメントが連打で入る。
 「なにこれ。」
 「デッカ!!」
 「テトラ狭すぎてタモ入らんやん」
 「コブダイか?」

「コブダイ!?」

僕も釣り歴は長いけどオカッパリの波止で、
しかもテトラでコブダイなんて見たことない。

「コブダイってあのナポレオンフィッシュの
 親戚の?」

「それなら波止なんかじゃなく、深い岩場
 とかにいるんじゃないの?」

僕の常識では全くコブダイとは思えなかった。

興奮気味にMくんに返信返すも反応がない…

現場はどうなっているのか。

焦らしすぎや!(;´д`)。

頼む、上げてくれ!
正体知りたい。
気になって酒盛りに集中できないw。

しばらくするとMくんからメッセージが。
「完敗でした。。
 ワイヤー2回切られ、餌3回取られました」

マジかっっ(´⊙ω⊙`)!?

その後もMくんは現場で忙しそう。

残されたTさんと僕はw、このターゲットに
ついてLINE談議が止まらない。

あの魚の正体は何か?
掛けた後はモリ?
いやギャフの方が。
浮いてくるのならハゲ掛けはどうや?
もう気持ちは海。

すでに飲み会どころではないw。

夜になって、
再びMくんからLINEメッセージが届く。

「すみません、今帰って落ちつきました。」

「断片的な連絡すみません、バトル忙しくて…」


「連絡が中途半端になってしまいました。」


いいよいいよ!
気持ちはわかる。

メッセージは続く。

「コブダイです。やられました。。。」

「今までに経験したことが無いくらい
 竿が曲がり、、、
 グググ、パチンっと2秒くらいで
 ワイヤーが切られるという。。」


「70cmはあった気がします」

マジか!?
ほんまにコブダイなんや!
ここで初めてコブダイの存在が
現実のものとなる。

穴釣りで超ド級の大物言うたら30アップの
アコウとかじゃないの!?
ワイヤーが切られる??
どんなモンスターや。
もう、妄想が止まりません。

「エサはバナメイエビです。」
ふっとい針も飲んでるはず…」

「あいつ、どうやって引きあげたらいいのか」
「1.5mくらいのタナで食ってくるんです。

 強引に抜き上げる作戦でしたが、
 引き上げる前に歯で切られてしまい。。。」

「どうしたものか、、、

 どんな手段でもいいので狩りたい。
 悔しい年末でした。。。」

「狩りたい」って表現に、獲物がすでに平和な
波止釣りのターゲットでは無いことが伺える。

後から聞いたところ、Mくんはガシラ穴釣り
とは別に、コブダイの噂を聞いていたので
それに向けて仕掛けを用意していたと。

ワイヤーはタチウオ用のワイヤー。
タチウオのワイヤーは、強度よりも刃で切られ
ないことを優先したしなやかなものだと思うが
それでも切られるものなのか?

Mくん、Tさんとのやり取りは続く。

Mくん
「初夢にコブダイ出そうです。」
「あの憎たらしい顔。」

ぼく
「コブダイで一杯やりたい。

Tさん
「みんなでそれぞれの攻略法考えて
 仕留めにいきましょう!」

Mくん
「ぜひお願いします。仇討ってください!」
「誰かが仕留めてくれたら清々しますわ」

ここに、長きに渡るコブダイとの戦いの火蓋が切られたのである。