ツバス 爆釣編・前編(2)

2020年7月1日

いよいよルアーの禁断症状が
ひどくなってきた2019年の7月末、
満を持して
3度目のルアー釣行に向かう。

前回から3週間。
ツバスも一回りは大きくなっているだろう。
また、釣果情報ではサゴシ、
中にはサワラサイズも混じるとか。

これは期待せずにはいられない。
サワラはこれまでに、ノマセで何回か
掛けたことがあったが、高確率で
ラインを切られてきた。

よし!
今日こそは、そのリベンジも
果たしてやろうではないか!
と、俄然力が入る。

だいたい釣りに行く前は、
「あれが釣れたらどうしよう?」
とか
「クーラー入らんかもなぁ?」
とか、
いつもの『釣果皮算用』が
頭の中でスーパーコンピュータ並に
演算されるのだが、
一体どういうわけか、演算結果が
合ったことはまだない。
σ(^_^;)

今回は息子も参戦。
僕のルアー熱が伝播したようだ。

さて、タックルをどうしようか?
前回のCROSTAGE とエギング用のリールを
息子に託し、
僕はもう一回りゴツ目のタックルで挑む。

ロッドは最近、兄から貰った
エギングロッドを使用する事に。
メーカーサイトで調べてみたら
4号エギ向けのロッドなので
そこそこ強そうだ。

エギもショアジギングも、
ルアー投げるんやから同じやろうと
勝手に決め込む。

そのロッドに、
これまた父親からの貰い物の
古いDaiwaのフリームスに
PE1.2を巻く。
リーダーはフロロの7号。


神ルアーのVJに加えて、
今回は買い込んだ
試したいルアーが色々ある。
あぁ、早く投げたくて仕方ない。

今回はいつものTさん、Mくん、
そして僕、息子の4人。

この前と同じ河内渡船さんで
同じ波止に渡して貰うことに。

釣りをしていて毎度思うが、
やはり初めて行く釣り場と、
二回目に行く釣り場では、
随分勝手が違う。

まず、
足場を含めた釣場の広さ。

そして
潮の速さ、水深、海底の状況。

この当たりの情報を持っているかどうかで
随分攻め方が変わる。

この辺りはエサもルアーも同じだ。
今回は2度目なので、迷わず
いきなり攻めることができる。

朝の5:00。
出船前には空は白み始め、
釣り場に着く頃には
完全に夜が空けて明るくなっている。

こうなると、一刻も早く投げたくて
気ばかりが焦ってくる。

Mくんは乗船前には完全にタックルを
組んでおり、
「波止に着いたら5秒で投げますよ!」
という宣言通り、
電光石火の早さでキャストする。

僕は、まずは息子のタックルをと
組み始める。


ガイドにラインを通そうとしていると、

「来ましたよー!」

なんとMくん、
第1投目でいきなりヒットさせている。

「マジかー!早いなー!」
「ルアーは何?」

「VJっすわー」と
爽やかな笑顔でMくん。
抜き上げたツバスは 30センチくらいか?
いいサイズ!


それにしても、
さすが神ルアーVJ!
決めた!
もう、君のことを離さない。


とはいえ、
いかに神ルアーと言えども
魚がいないと当然釣れない。

青物ゆえに、今が時合い!!
と焦る。

速攻でタックルを組み上げ、息子に託す。

「はよ投げろ!」
「今がチャンスやぞ!」


これまで青物のノマセをやってきて、
回遊が朝の一瞬で、
チャンスを掴み損なったことは多々ある。

今回もその可能性はある。
何とか息子にも釣らせてやりたい。
言葉に力が籠る。


その心配を吹き飛ばすように。。。

「なんかキタ!」

息子のシーバスロッドがしなっている!


おおおぉ!
マジで釣れとる!
VJ様はルアー初体験の中学生にも
しっかり魚を釣らせよる!
ありがたや、ありがたや。

ツバスとはいえ、
30センチを超えてくると
引きも強烈になってくる。

中学生には結構な刺激だ。
恐らく、規格外のコブダイを除けば
あまり経験していない引きのはず。

真剣な表情で、寄せてくる。
みているこちらがハラハラするが、
今回はタックルがそこそこ強いので
まず大丈夫だろうと見守る。

そうこうしているうちに寄ってきた。

抜き上げられるサイズだが、
最初の1匹。
ここは丁寧にタモ入れしてやる。

「やったー!釣れたー!」

良かったなー、
と針を外し、
締めてエラを切りバケツに。

さぁ、早く自分のタックルを。。。

「キタ!」とMくん

「こっちも」とTさん

「オレもキタ」と息子

!!!!


まさに入れ食い。

しかも慣れたのか息子の寄せが早い。
タモ入れしてやり、
針を外し、締めてやる。

僕も早く参加したい!
気ばかりが焦る。


ガイドを通し終わり、
スナップを結ぼうとしたら。。。

「またキター!」と息子





ぅおおおおおいーーー!
ええ加減にせいよーーーー!o(`ω´ )o
いつまでたっても始められへんやないかい!!!

当然、Tさん、Mくんも連発している。


波止は、
ハマチ祭り絶賛開催中!

何とか隙間を見つけてタックルを作り
いよいよ僕も投げる。
第1投目はもちろん
VJ with イチゴミルク。

散々、イメトレして来た
ただ巻きからのトゥイッチ。。。

。。。を披露する間も無く、
最初のただ巻きでいきなり食ってきた!

なんや、この活性!

しかもヒキが強い。
おもろー!
たまらーん!

子気味のいいヒキを楽しみつつ、
一気に抜き上げる。


素早く針を外して、
脳をひと突きし、
エラ横の膜を切って
バケツに突っ込む。


間髪入れずに2投目を投げる。
ただ巻きトゥイッチからのフォール、
これを繰り返しながら、
足元までルアーを巻いてくると、
なんとその後ろから無数のツバスが
追いかけてくる。

その光景、
昔TVで見た、
草原の向こうから迫りくる
王蟲の群れを彷彿させる。

こちらも
狂った巨神兵のように、
その群れにビームさながら
ルアーを打ち込む。

あちらこちらで竿が曲がる。

7日で世界が焼き尽くされるかの如く、
このままでは7時間で波止が
ツバスで埋め尽くされそうだ。

4人ともコンスタントに釣り続ける。

あまりにも釣れるので、
ここでVJ師匠には休憩を取って貰う。

VJ師匠、
確かによく釣れるのだが、
ワーム(シャッド)部分の消耗も半端ない。

特にツバスがワームのテール部分に
食いつくと、
下半身のズボンをずり下げられるように
ワームだけを持っていかれて、
ずるりと向けたフルチ●状態で
ご帰還なされるのだ。

残念ながら、
替えのズボンがもう無いのですよ。。。



そこで、今回の新戦力、
初めて鉄板バイブを投入する。

こいつも早めのただ巻きでいいらしい。


さっそくVJから付け替えて、
遠投してきる。

遠投して巻くと。。。

!!!!

なんや!
いきなり当たったぞ!

ん?

乗ってないのか?


気を取り直して巻く。

!!!!

やっぱ当たる!

でも、乗ってない。(´⊙ω⊙`)

なんやこれ???


手前まで引いてきて、
ようやくその謎が解ける。

この鉄板バイブと言われるルアー、
早まきすると、
とてつもない波動を生み出すようで、
どうやらそれを
アタリと勘違いしていたらしい。


良かったー!

「キター!」
とか言わなくて。(^◇^;)

メッチャ恥ずかしいとこやった。

涼しい顔で第二投を投げ込む。


早まきすると。。。

「ブルブルブルブル。。。」
うん、知ってる。
これチャウやつや。



「ブルブルブルブル。」
チャウチャウ。

「ブルブルブルブル・・ガツンガツン・」
チャウチャウ、ちゃう?


「ガツンガツンガツンガツン!」
チャウチャウちゃうんちゃう!?



「キッターーーー!」

初のルアーでのヒット!
興奮が半端ない。
メッチャドキドキするー!

「なんや、しかも重いぞ!」

ヒキを強い、というより
明らかにこれまでの獲物より重い。

これ、ハマチクラスか?
もしかして、サワラかー!?


期待が膨らむ。
重いが、案外簡単に寄ってくる。

Tさんがタモを構えて待ってくれている。

魚影が見えてきた。

んんんんん?
太い??

んんんんん
いや、、、、
・・・
・・・
・・・


あー!!!
2匹ついとるーーー!

まさかの
フロントフックと
リアフックへのダブルヒット!

しかもその後ろには
無数の群れが付いてきてる。

もう、こんなん漫画やんー! (^◇^;)
これまで経験した事ない驚きが続く。

ノマセではこれまでに
体験した事がない釣れっぷり。
現に、横でノマセをしている釣り人が
明らかにルアーの方が釣れている。

かの赤い彗星がノマセをしていたならば、

「ええぃ、コアマンのルアーは化け物か!」

と間違いなく呟いていただろう。



今回、
Tさんがスカリを持ってきてくれていた。
締めるのも面倒になり、
とりあえず一緒に入れさせて貰う。

4人でガンガン放り込む。

あっという間にスカリが膨れ上がる。

冗談抜きで、

「スカリのロープ、千切れるんちゃう!?」

と不安が頭の片隅を過ぎる。


が、サカナは釣れ続けるので、
そんな思いを吹き飛ばし、
放り込み続ける。


そんな状態が続いているなか、
釣ったツバスをスカリに投入しようと
したMくんが呟く。


「あれー?スカリ軽く無いっすか?」

スカリを引き上げるMくん。。。

「ブハッッ!(≧∀≦)」

スカリを見て爆笑するMくん。

なんや?
どないした??(´⊙ω⊙`)

Tさんと僕も釣りを中断して
Mくんの元に向かう。

「これ見てください!」

何と!
10匹以上は入れていたスカリに
大きな穴が空き、
半分以上が見事に脱走。

デカイめのやつが逃げ損なって
穴を塞いでくれていたw


マジかー!
おもろすぎるやんけー。
息子と4人で大爆笑する。

・・・
爆釣とは素晴らしいもので、
なんぼでも釣れる余裕が
人の心を豊かにする。
悲劇が笑いに変わる。

恐らく、世界中の人々が今、
この波止で釣りをしてくれたら
どんな紛争も解決するに違いない
♪(´ε` )

その後は
仕方がないので、
バケツに放り込む。

隣りで釣ってた
Mくんのバケツもご覧のような状態。


バケツに入らなくなると、
とりあえず、波止に転がす。

もう、どのツバスを誰が釣ったのかも
よくわからない状態。

こんな雑なツバスの扱い見た事ない。
┌(; ̄◇ ̄)

5時から釣り始めて
時刻はお昼の12時。

恐らく、
1人15〜20本は釣っている。
サビキ並みに数えるのが面倒に
なっている(^◇^;)

ツバスはアベレージで35cm、
デカサバの45cmクラスが数本混じる。


そろそろ、
クーラーに入らなくなりそうだ。

ここで、
初めて皮算用スーパーコンピューターの
演算が当たった事に気がつく。

しかし、
悲しい事に、

狼少年の
「オオカミが来たぞー!」
宜しく、

いつも
「クーラー入らんくらい釣れるぞー!」
と言ってきたもんで、

なーんの準備も出来ておらず、

結局、この後に釣れたツバスは
リリースする事に。(^_^;)


朝マズメほどでは無いものの
それにしてもまだまだアタリは止まらない。


ストップフィッシングは17時半。
まだまだ時間はある。

いったい、どうなってしまうのか!?


こーのままでは、終わらなーい!


という事で、
後編につづく。