ツバス 爆釣編・中編(3)

2020年7月3日

皆さん、快適で楽しい釣りをされていますか?

はい、
今日は神戸の沖堤防から
初夏のツバス爆釣編の続き、
このままでは終わらなーい中編を
お届けします。

アンチルアーニスト、
ナチュラルボーン生き餌王子、
と、
呼ばれていたとか
いないとかの僕が
決定的にルアーにハマる事になった
ターニングポイントの釣行です。

35センチアベレージのツバスを
爆釣に次ぐ爆釣、
リリースも含めたら
4人で3桁近く釣っていた中に、
さらにドラマがありました。

実は、ツバス祭りの真っ最中の
朝9時頃、
息子の竿にアタリが!


「キター!」と息子。

「ハイハイ。。」と僕

息子も、
もうすでに5〜6本はツバスを
上げており、
タモ無しでの抜き上げにも
慣れたもの。

僕も安心して適当に流す。


「メッチャ引くー!」

「良かったなー、
  デカイんちゃうか!(棒読み)」


「いや、ほんまにメッチャ引くでー!」

「ほんまか!
  多分ブリやで(棒読み)」



「これ、どうしたらええのん?」

「ゴリ巻きやー!
 負けんなー!巻け巻けー!(棒読み)」


・・・ん?

この時、妙な感感が
アタマを過ぎる。

なんや?
この感じ?
どこかで感じた既視感。。。
デジャヴ。。。



ハッ!


アレや!
あの時や!

あれは、4年前の垂水漁港。

同僚のOさんと、友人Sちゃんと
アオリイカ狙いで
夜釣りに行ってた時のこと。

当時の僕は
夕方アジを釣ってからの泳がせ、
Oさん、Sちゃんはエギで。
(この辺りの詳細は、
 そのうちアオリイカ編で。)

さて、その釣行に息子が
ついて来ていたのだ。


流石に、
当時小学生の息子には
流石にアジの泳がせは
難易度が高いので
アオイソメでの、
胴付きチョイ投げ仕掛けを
渡してあった。

軽くキャストして、
底を叩くと15〜20センチの
チャリコが遊んでくれる。

チャリコとは言え、
明石のマダイ。
20センチくらいになると
よく引いて面白い。

息子も楽しそうに釣っている。

そんな時、

「キター」と息子。
「メッチャ引くー!」


もうすでに同サイズのチャリコを
10匹ほど釣っているので
適当に流す。。。

「良かったなー、
 デカイんちゃうか!(棒読み)」



「いや、ほんまにメッチャ引くでー!」

「ほんまか!
  多分ここのヌシや(棒読み)」




「これ、どうしたらええのん?」

「ゴリ巻きやー!
 負けんなー!巻け巻けー!(棒読み)」





「お父さん、タモー!」

「いらんいらん、
  抜けるわー(棒読み)」




「ほんま? 切れへん?」

「キレヘン、キレヘン(棒読み)」



「分かったー!」
ギリギリギリギリギリ・・・


「うぅー、重いー。。。」
ギリギリギリギリギリギリ・・・

んんん?
ギリギリギリギリギリギリ?
なんの音や?

ふと息子の方を見ると、
エライ竿がしなっている。


!!!!!


「も、もしかして、、、、
  で、デカイんかっっ!?」

慌てる僕。


「だから、さっきから
 デカイって言ってるやん! o(`ω´ )o」

余裕なくキレ気味な息子。


慌てて、
竿の先、波止の下を除く。

すると。。。



30センチ近いマダイが
海の上でビトン、ビトンと
揺れている。。。。



その光景にアタマが追いつかない。

・・
・・・
はっ!?



アカーン!!!

切れるーーーー!!!

もう今更、タモは間に合わない。
行くしかないっ。
瞬時に決心する。


「巻けー、巻けー!」
「はよ巻けーーーー!」

真夜中の波止に
必死な声が響く。


クレーン車で吊るされたように
タイがプラプラ揺れながら近づいてくる。

あぁ、遅い。
じれったい。
安全地帯には程遠い。

波止の高さがとてつもなく高く感じる。


「むううううううー!」
ギリギリギリギリギリ・・・
息子は必死で巻き続ける。


だんだん近づいてくる。
見えた、
見えてきた。


・・・ヤッパリデカイ。
30センチ近い。


息子は一気に持ち上げる。

「やったー!釣れた!!」


波止の上まで切れずに
巻き上げたものの
まだ海の上の位置で
鯉のぼりのように
プラプラ揺れている。
>* ))))><


海の上のタイが
ビトンビトン跳ねるごとに
青ざめる僕。

「早よっっ! こっちや!」

僕の声でヤバイ状況を
理解した息子は
「おりゃーっっ!」と
勢いよく波止に向けて
竿を振る。


振り子のように振られるタイ。


ビトン、ビトン、

ブルン、ブルン


次の瞬間、



「ブチッッ!」



暴れるタイに

糸が耐えきれず、切れる。


「はぁぁぁぁぁぁん」
変な声が漏れる僕。


しかし、
放物線を描いた鯛は
波止の上ギリギリの位置に
ランディング。

僕は飛び出し、
ラグビー日本代表ばりの
セービングで
マダイをキープ。

無事、釣れたからいいものの、
もし、あのまま海に逃げていたら
恐らくタイを見るたびに
ブチブチ言われたことだろう。。


・・
・・・
・・・・

そんな記憶が今、
4年越しの神戸沖堤防で蘇る!

これは、、、
何かが起きている!!

慌てて、息子の竿を見る。

明らかにツバスとは違うヒキ。

「慎重に行こう!」
思い直して声を掛ける。


「ゴリ巻きは?」
素直な息子。


それは、一旦忘れてくれ。

「ゆっくり行くぞ!」

明らかに違う魚のヒキに
一進一退が続く。

実はこの時に息子が使っていたのは
僕の強い方のタックル。
PE1.2にフロロ7号。
そうやすやす切られる代物ではない。

よっぽど変わろうかと思ったが、
今日は爆釣デーだし、
息子に任せる事に決める。

幸い釣り場は広々してたので、
迷惑かけずにラインを出せる。

そうこうしているうちに、
魚が近づいて来た。


魚影が見える。
明らかにデカイ。

!!!

ツバスとはシルエットが違う?


あ、サゴシ、
いや、サワラサイズや!!!


「ううううううー」

息子も頑張るが、
サワラも最後の頑張りを見せる。

僕がタモを構える。

サワラも道中は大人しかったのに
岸が見えた途端、急に暴れだした。


強引に寄せる息子。

タモを構える僕。

よし、いいぞ。
もう一息!!

タモ入れしようと
顔を浮かした瞬間
サワラが跳ねる


「スンンンン・・・・」


サワラが海中深くに去っていく。

何が起こった?

切れた、のか?

息子も放心状態になっている。
僕も声がでない。

仕掛けを回収してみると、
ノットの連結部から抜けている。

え。。。?
なんで?

連結は
覚えたてとは言えFGノットで
念入りに組んできたので
信じられない。

「ここから切れてるなぁ」
「残念やったなぁ。。゚(゚´Д`゚)゚。」
「ごめんなぁ」

責任を感じ、息子に声を掛ける。



「そこ、
 引っ掛かるから気になっててん」

んんん?
引っ掛かる?

息子に聞いたところ、
キャストのたびに
引っ掛かってたと。

どうやらタラシが少なく、
先端に連結部を巻き込んでた模様。
投げるたびに連結部が
ダメージを受けていたようだ。


まさかの親子揃って
同じミスを。(´;ω;`)

息子には連結部の事は
事前に教えてはいたが、
ついつい巻きすぎていたとの事。



さらに。。。

「なんか、結んでたところ、
 モケモケしててんなー。」


そこまで
気づいてたんかーいいっっ(゚o゚;;


「でも大丈夫かなと思ってた。」
「普通に釣れてたし。。。」



おおぅ。
なんと!
人災やないかい。。。



息子も今になって、
バラシの原因を理解し、
非常に悔やんでいる。

サワラをばらした事は残念だが、
「手を抜いたらやられる」
事を学んだと考えれば、
それはそれで良い機会と
なったと思う。

やはり、
釣りはバラシて
悔しい思いをしてからが
始まりだと思う。

ハッ!!!


そうや、ルアー。

サワラが
持っていってしまった。。。

途中から、
息子は勝手にルアーを
ローテーションしている。

いったい、
ルアーは何を使ってたんや?



「なぁ、さっきのサワラ、
 ルアーなんやった?」

頼む、(>人<;)
中古のルアーであってくれ。。。。!?


「うん?VJやで」
「お父さんがイチゴミルク〜とか
 言ってたやつ」


はい、
「VJ師匠、殉職〜〜〜〜(;ω;)」


コアマン(Coreman) VJ-22 バイブレーションジグヘッド #012 ピンクヘッド/泉ナイトSP Ver.2

 ↑最強のルアー。
またしても初日で神戸沖堤防に散る。。。



子どもの教育には金がかかる事を
思い知らされた瞬間でもあった。

予想以上に
長くなったので、後編に続く。

こーのままでは、終わらなーい。