ツバス 爆釣編・後編(4)

2020年7月6日

皆さん、快適で楽しい釣りをされていますか?

はい、
今日は神戸の沖堤防から
初夏のツバス爆釣編の続き、
このままでは終わらなーい後編を
お届けします。


これまでをまとめると・・・

・2019年の7月下旬、
 Tさん、Mくん、息子、僕の4人で
 神戸沖堤防にルアーメインの釣行。

・午前中だけで、
 35センチアベレージのツバスを
 4人で3桁に迫る爆釣行。

・そんななか、息子が
 サワラクラスの大物をバラシ。

・VJ殉職。

こんな感じで午前を過ごす。



いよいよ、
クライマックス!

全米が泣いた
午後の部に突入!

釣果も熱かったが、
気温もとても暑い日だった。

とにかくアタリが多く忙しい。

投げる、
巻く、
釣れる、
針を外す、
締める、
血抜きする、

この工程を繰り返すのだ。

朝の7時にはシャツは汗だく、
11時には持参していた2Lのお茶が
もう尽きそうになっている。

帰り便は17時。
今は12時。
ヤバイ。
どう考えても足りない。
干からびる。

ダメ元で
Tさんが河内渡船さんに
電話してくれる。

すると、13時の便で
ペットボトルのお茶を
持ってきてくれると!

やった!
ありがとうTさん、
河内渡船のおやっさん!

これで午後も安心して釣れる!



・・・・

が、
流石にここまでの爆釣と
暑さでダレてくる。

朝マズメほどではないものの、
投げればコンスタントには
ツバスが釣れる。

オカッパリでは
釣れるなんて考えられない時間帯。
さすが沖堤防、
ポテンシャル高い。

また、
投げども投げども、
釣れるのはアベレージ35センチの
ツバス。

どうしても40センチを越える
「ハマチ」が釣れない。


大人たちが
灯台の陰で休む時間が増えるなか、
息子は黙々と投げ続けている。


そもそも
釣りが好きというのもあるが
午前中のサワラのバラシが
相当悔しかったようだ。


大粒の汗を流しながら
一心不乱に投げ続ける。
が、


釣れるのはツバスばかり。

クーラーにはもう入りそうにないので
釣り上げると、即、リリース。

残念ながら、
サワラはマズメか午前中までだろう。
釣れるなら次は夕マズメか?
真昼間は流石に厳しいだろう。


そんなセオリーは意にも介さず
息子は投げる。
ツバス釣る。
無限ツバス地獄。


よく頑張るなー、
あれくらい勉強も集中してくれたらと
世の保護者を代表するようなことを
考えてた時、


「キターーーー!」

また息子が掛ける。
ツバス地獄かなと眺めていると。。。



「こいつ、デカイかもしれん!」

無口で黙々と釣っていた息子が叫ぶ。

確かに竿のしなりが違う。

ギギギーーーーー!

さっきまでは静かだったドラグが
悲鳴を上げている。


!!!!!

違う!
ツバスじゃない!

ついにハマチ、
いや、
メジロクラスが来たか!?


雰囲気を察知し、
日陰で休んでいた大人たちが
慌てて動きだす。


タックルはPE1.2のフロロ7号

FGノットも先ほど組み直したばかりだ。

波止もガラガラ。
ラインも出せる。


よし、落ち着け。
落ち着いてやれば獲れるはず。




「デカイ〜〜〜〜〜」

息子が手をプルプルさせながら耐えている。


「頑張れーーー!」
「今日イチなのは間違いないぞ!」


リールのドラグだけ調整してやり、
あとは息子に任せる。

やや緩めに設定したリールからは、
ラインが巻いては出されを繰り返している。

そんな我慢比べを続けること10分。
ついに魚影が見えてきた。

デカイ!

60はゆうに超えていそうだ。
メジロか?

いや、
シルエットが、、、細い!?


サワラ!?


なんと、
真昼間のこの時間に
まさかのサワラが来た!

朝のサイズと同じくらいか?
これはバラせない。

タモを構えるコチラも緊張してくる。

息子はすでに余裕なし。
巻くことだけに必死だ。


ルアーをやってみて分かったが、
ルアーはタモ入れが難しい。

エサ釣りと違ってフックが多いため、
タモにフックが引っ掛かるのだ。

網の外側でフックが引っ掛かると
為す術なしとなる。

緊張しながらタモを構える。

息子にしっかり魚を浮かさせる。
長時間走らせたのが功を奏したのか
サワラもバテバテで
大人しくなっている。



慎重に掬う。


入った!


「やった!!!」

波止の上で息子、Tさん、Mくんと
ハイタッチを交わす。


改めて見てもデカイ。

が、測って見ると、、、


残念。


60オーバーのサゴシだった。
(諸説あるがサワラは70からと判断)



それでも十分立派なサイズ!

ルアーデビュー戦としては上出来だ。

よく頑張ったぞ、息子♪(´ε` )


こうなると、

俄然張り切りだす大人たち
٩( ᐛ )و


しかし、

海の神様は
しっかり頑張る子を見ていたようで、

その後は、大人たちが
投げども投げども
釣れるのはツバスばかりでしたとさ。。。


そういえば
さっきのヒットルアー。

息子よ、
今回はいったい何を使って釣ったのか?

「ルアーは何を投げたんや?」

「ん? これ投げてた。」


「。。。。?  なんやそれ。」

僕は目を疑った。
それこそ、僕が全く信じていなかった
釣れそうにないNo.1ルアー、
「メタルジグ」であった。

しかし、こんなルアー、
買った覚えがない。


「これ、どこにあった?」


「この袋の中のやつ」


「袋のなか???」


それは、
Tさんに中古釣具屋に行った時に
勧められたジグサビキだった。

そのジグサビキのセットから
わざわざサビキを外して
ジグだけを取り出して
投げていたらしい。

これがそのヒットルアー!


ハヤブサ(Hayabusa) ジギングサビキ 堤防ジギングサビキセット 3本鈎 HA281 20g M 8-4-6



「な、なんでコレを。。。」

「釣れそうな感じがしたから。
 なんで? アカンかった?」

「いや、アカンないよ。。。」
動揺のあまり、
思わずカタコトになる。


つくづく先入観の怖さと、
自分の凝り固まった偏見を感じた。。。


釣れないと思い込んでた時間に
釣れないと思い込んでいたルアーで
初めてルアー投げる中学生に
ほぼサワラを釣られる。。。

僕には絶対に釣れなかった1匹。
今回ばかりは脱帽である。





ここで思い出す。

そうや、
今回は色んなルアーを試そうと
思ってたんやった!


暑い日差しの中、
竿を手に取る。

よし、手始めにメタルジグ、
行ってみよう!


波止には
メタルジグをしゃくってる
ルアーマンはわらわらいる。



そのルアーマンの動きを
観察して、
真似てみる。

なになに、
投げて、放置。。。。
おそらくそこ取ってるな。。。
そこから、
しゃくって、巻いて
しゃくって、巻いて
また落とす。。。

ふんふん。。。

※のちに、それが
 ワンピッチジャークである事を知る。


最初は
タイミングが良くわからず
上手くしゃくれない。

小学生の卒業証書授与式で
手足が同じ動きになるように
巻きとシャクリが同じになる。

恥ずかしい。
が、
やめないゾ!

ぎこちない動きが
徐々に慣れてくる。

慣れてくると、
案外心地よい。

投げていたメタルジグは30g
VJは16g

軽いVJとは違い、
力を込めてビシビシしゃくれる。


お、リズムが合ってきたら
案外気持ちええぞ!?

ビシッ!ビシッ!

ニヤ。



ビシッ!ビシッ!

ニヤニヤ。



なんか分からんけど気持ちいい。

・・・禁断の世界が
 目覚めてしまいそうで怖い。(;´д`)


そんな感じで、
しゃくっていると、、、

ビシッ、ビシッ、ビシッ!
スーーーーーー(フォール)


ビシッ、ビシッ、ビシッ!
スーーーーーー(フォール)


ビシッ、ビシッ、ビシッ!

ガツン!!!

ギューーーーン!!!



!!!!!!!!!
何ーーー???


カウンターパンチのように、
しゃくった竿を持っていかれる!

シャクリがそのまま
合わせになっているようだが、
反射的に追い合わせをかます。

おっりゃーーー!
「ゴン!」


完全に乗った!!!




え?


釣れた。


釣れてしもた。



メタルジグで、
釣れてしもたーーーー!ヽ( ̄д ̄;)ノ


しかも、
めっちゃ気持ちええー!


VJも良かったが、
この連続した力強いしゃくりに対する
カウンターパンチ、

これはたまらんぞー!


釣れたのは、
本日アベレージのツバス。


この感覚をもう一度試したく、
先ほどと同じアクションを
繰り返す。



ビシッ、ビシッ、ビシッ!
スーーーーーー(フォール)

ビシッ、ビシッ、ビシッ!
スーーーーーー(フォール)

ビシッ、ビシッ、ビシッ!

ガツン!!!

ギューーーーン!!!




イヤーーーーー!

タマラーーーーンて。

気ぃんもてぃいーーーーーーー!


禁断のメタルジグの世界に
目覚めた瞬間であった。


はい、
僕、メタルジグ、
大好きです。



夕方までの時間を
そのように色んなルアーを試す。


セットアッパーの早まき。
トップでのチェイスからのバイト!
水面が
「ボシュッ」
となる瞬間の興奮たるや。
うん、面白い!



プレート付きのコアマンPB。
唯一知ってるアクション
ただ巻きからのトゥイッチ。
ストップ&ゴー。
。。。うん。
釣れる。。
でも、おもんない。
今のアタイには刺激が足りなさすぎるのさ。
ʅ(◞‿◟)ʃ

そんな感じで、


ルアーをローテーションしながら、
17時までツバス祭りを堪能する。

やっぱり僕には
ジグが合っているようだ。


おそらく4人で3桁近くは
釣った1日だったと思う。


ヒット率に差はあるものの
ルアーは何を投げても釣れる。

しかも1日中。


いつの間にか
ルアーで釣れるのが
当たり前と思っている
自分に驚く。


人間、
いくつになっても
変われるもんやね
♪(´ε` )


ルアーのポテンシャルと、

自分の心変わりの早さ、
いや、あえて柔軟性の高さと
言っておこう(*´∀`)♪

それらをイヤというほど
感じさせられた1日となった。


こんなん経験しちゃったら、

もう、

ルアー無しでは
釣りが出来ない身体に
なっちゃったじゃないのさ!

謎のオネエ言葉を呟きながら、
大満足の神戸沖堤防釣行を
納竿とした。