簡単!カッコいい魚の骨格標本の作り方② 前半 (骨の準備)

2021年2月15日

今回は、
薬品を使わず簡単で見栄えもよい
「骨格標本『アゴ』」の部分の
作り方を説明します。

これまでに
手探りで色々作って来ましたが、
その中でも初心者にオススメの
「厳選の8パーツ構成」
ご紹介します!

下のコブダイの骨格標本を見てください。

①上顎
②上顎の上にくる骨
③下顎
④下顎の奥の骨

この4種×左右2セット=8が
厳選の8パーツです。

ほぼ全ての魚のアゴはこの組み合わせで
構成されています。
たぶん。(^^;

なお、製作者(あなた)の好み次第ですが
魚種によっては④がない方がカッコよく
見えたりします。
④の骨を付けるかどうかは、組立ながら
お好みで選んでください。
因みに僕はコブダイだけは④がない方が
カッコよく見えます。
ディスプレイする時に自立させやすいし。

この『8パーツモデル』が、
にわか骨格標本作家である僕の
『簡単・カッコイイ標本』の結論である!
( ˊ̱˂˃ˋ̱ )/ドヤァ

・・・・・では、
今回は①〜④までの骨格構成での作り方を
説明します!



【アゴ骨格標本 作り方】

■工程
 工程は大きく次の6つになります。

 1.  煮込み
 2. 肉除去
 3. 洗浄〜乾燥
 4. 組み立て
 5. 塗装 (なくても良い)

 6. ディスプレイ

 1〜3までが材料の骨の準備
 4〜6が組立と仕上げです。
 今回は
 1〜3を前半、4〜6を後半に
 分けて説明します。

■必要な道具
 必要な道具一覧です。
 重要度をマークで示しておきます。
  ★は必須
  ●はあると便利
  ▲は無くても可

・★魚の頭
  これが無いと始まりません。。。
・★鍋
  骨を取り出すための煮込み
・●歯ブラシ(使い古し)
  皮や肉を取り除く
・●つまようじ
  皮や肉を取り除く
・★中性洗剤
  脂、汚れ、臭いの除去
・●キッチンペーパー
  水分を取り除く
・★接着剤
  組立用(下記のどちらか) 
  ・2液混合型のエポキシ接着剤
  ・光硬化型接着剤
・▲水性塗装スプレー
  最終仕上げ用。色はお好みでOK。
  艶消し白がオススメ。
・●ディスプレイ固定用接着剤
  ねり消しのようなもの
・▲ディスプレイケース
  しっかり飾りたい人向け。

あれば便利なものから、
必須にものまであるので、
工程の中で詳しく説明していきます。

1.  煮込み
■道具・材料
・作りたい魚の「頭」
  スーパーで買った魚でも
  もちろんOKですが、
  自分で釣ってきた獲物だと
  思い入れ一塩!
・鍋
  家にある鍋でOK。

■工程
 まずは魚を用意します。
 今回は兵庫で釣った40センチ弱のマダイ。

40センチ弱の天然ダイです!

頭を落として水洗いし、
頭が完全に浸かるほどの十分な量の
水を沸騰させしっかり煮込む。

水は頭がしっかり浸かるくらいで。
しっかり煮込みます!

煮込み時間は魚のサイズ次第。
40cm程度の獲物で20分程度。
もし、 
頭全体の標本を作りたいなら
あまり煮込むとバラバラになる
心配がありますが、
今回は『アゴ』モデルなので
どれだけ煮込んでも問題なし!

※もし、取り出した後に肉が
 取れにくかったら再度煮込めば
 良いので慎重になる必要なし!


2. 肉除去
■道具・材料
 ・爪楊枝など
 ・歯ブラシ
 ・中性洗剤(食器洗い用)

■工程
 次は肉除去です。
 しっかり煮込んだ頭から、皮と肉を
 除去し、必要な骨を取り出す工程です。

それでは、具体的な工程です。
まず頭を取り出し、冷まします。
待つのが嫌なら直接、流水をかけても
問題ありません。

【POINT】
ここで、
顎の骨の8パーツ構成が頭に入っていれば、
除肉せずに、いきなり顎の骨だけを
取り外すのが1番楽です。

下記はタイの8パーツだけを
取り出した例です。

余分な肉を取り除かなくても、
必要な「アゴの塊」だけを
ゴッソリと外せばそれでOKです。

こんな感じにアゴだけ外します。
残った頭には、食べられる身がたくさん残っていますので、
カブト煮などにして美味しくいただきましょう!


基本的に「8パーツ」のアゴまわりの骨は
丈夫なので、心配せずに大胆に取り外して
もらっても大丈夫です。
ただし小さな魚の場合は慎重に!

取り外すとこんな感じです。

上アゴを広げるとこんな感じ。

【POINT】
この時点で必ずパーツの数をチェックして
足りなかった場合は頭本体側に必ず
残されてますので取り出してください。

4種(上2種+下2種)×左右2セット=8パーツあることを必ず確認!

次は、
上アゴ、下アゴの骨を一つずつ
肉を取り除いています。

まず、流水を流しながら、
指先で大まかに肉を取り除いたあと、
歯ブラシで優しく全体を磨いていきます。

 《注意》
  この時、あまり力を入れると
  骨が折れる事があるので、
  優しく丁寧に磨きましょう。
  特に歯を強くブラッシングすると、
  歯が抜ける事があるので
  要注意ですよ!

 
歯磨き粉がわりに中性洗剤をつける
事をお勧めします!


歯ブラシは毛が開いて、捨てるような
古いもので十分です。

この作業に使った歯ブラシで
再び自分の歯を磨く勇気がある人は
まずいないでしょうが。
(;´д`)



全ての歯にブラッシング作業を施しました。
だいぶキレイになりました!

左側を組み合わさるとこんな感じ。

一見キレイになったように
見えるのですが、実はまだ細かい
肉や筋、皮が付着しているので、
ここで再度、10〜15分程煮ます。

煮上がった歯に、
先ほどの工程と同じように
歯ブラシで仕上げのブラッシングを
施します。

これで、
肉除去の工程は終了。
洗浄の工程に進みます。

3. 洗浄〜乾燥
■道具・材料
 中性洗剤(食器洗い用)
 キッチンペーパー

■工程
 ここからは、
 いよいよパーツの仕上げ、
 洗浄に入ります。

骨には予想以上の油分が含まれており、
魚種にもよるが時間経過とともに、
・脂の浮き、
・黄色く変色、
・臭い
などの症状が現れます。

先述した通り、
除肉で取りきれなかった隙間の微小な肉や
骨の内部に含まれる脂を抜く為に、
薬品処理という方法があります。

①除肉: 骨周りの細かい肉を溶かす。
 パイプ用洗浄剤:パイプスルーなど
 入れ歯洗浄剤:ポリデント(酵素入り)など
②脱脂: 変色、臭いを抑える。
 アセトンを含むマニキュア除光液など
③仕上げ: 汚れと臭いを落とす。
 塩素系漂白剤:キッチンハイターなど

僕もこれらを試して見た事がありますが、
濃度調整など使い方を誤ると
せっかくの骨がボロボロになってしまいます。

頭部を丸ごと作成したい時などは
内側などどうしても肉がとれない箇所が
出てくるので、薬品にどぶ漬けにして
「肉を溶かす」必要がありますが、
今回はアゴだけなので、丁寧に除肉すれば
薬品なしでも、ほぼほぼ除肉はできます。

臭いと表面の脂の除去についてですが、
今回は薄めた中性洗剤にどぶ漬けする方法を
行います。

小さめのタッパーなどに、
先ほどの8パーツを入れて、
中性洗剤と水を1対3位の割合で入れ
軽く泡だてて、一晩漬けておく。
これだけで随分違います。

中性洗剤にどぶ漬けの状態。
水を加えて一晩置きます。

臭いがどうしても気になる、心配だという
人は、入れ歯洗浄剤(酵素入り)をここで
使うことをお勧めします。

また、将来的な変色(黄ばみ)が嫌だという
方は、アセトンを含む除光液などに漬けて、
骨の中からしっかり脱脂する事をお勧め
しますが、
今回は
「薬品を使わず簡単に作成する!」が
テーマなのでその方法は実施しません。
悪しからず(^^;

変色(黄ばみ)については、やや力技ですが
対応策を後述します。

丸一日ほど漬け込んだ後にに取り出して、
しっかり水洗いし、
キッチンペーパーの上に並べて
乾燥させればパーツの完成です。

これにて下ごしらえの
前半1〜3「材料の骨の準備」が
終了です!

お楽しみの組み立て工程の
後半に続く。
(^-^)

<LINEスタンプ作りました!>
 よろしければご覧ください。(^^)
「ときどき煽るアオリイカ 40種」

https://line.me/S/sticker/14346847/?lang=ja&ref=gnsh_stickerDetail

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ありがとうございました。

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