激混み!和田防新波止・秋の陣(1)

すっかりルアーのトリコになった僕は、
7月から隔週で神戸沖堤防に通っていた。

2019年9月中旬、
ツバスもそろそろハマチサイズに
なってきたので、いつものTさんと
神戸沖堤防は和田新波止へ向かう事に。

2019年の沖堤防は、青物の当たり年で
連日、好釣果を叩き出している。
ルアーを覚えたての僕はもう、
楽しみで仕方ない。

さて、
神戸の沖堤防には場所にもよるが
複数の渡船屋さんが渡してくれる。

今回は、
中学生の頃、初めて利用させて頂いて以来
ずっとお世話になっている河内渡船さんの
お世話になる事に。
親切で大好きな渡船屋さんだ。
以前も沖堤防に渡して貰った時に、
予想外の暑さのため水不足になったのだが
連絡したら快くお茶を持って来て頂けた。
こちらの準備不足なのに、本当に感謝である。

この時期の河内渡船さんの1番船は5時。
いつも4時ごろに港から少し離れた店舗で
受け付けを済ませて港に向かう。

最近、釣果が良いので混むかなと思い、
3時半過ぎに店に着くとそこには。。。
車・車・車・・・の列。。。
まだ店は空いてないのに。。。
流石、青物シーズン、恐るべし ʕʘ‿ʘʔ

いつものように受け付けを済まして
港へ向かう。
時刻は4時半。
空がうっすら白んでくる。
めっちゃええ時間。
早く投げたくてたまらない。

港でヤキモキしながら船を待つと。。
ただでさえ多い釣り人が増えていく。
どんどん増えていく。。
しかも、列があってないような状態なので
現場はカオスとなり殺伐としてくる。。。
つい、1ヶ月は余裕だったのに。
流石、青物シーズン、恐るべし (^◇^;)

5時を回り、完全に明るくなった頃に
船がやってきた。
いよいよだ!
すでにあの青物の強烈な引きを思い出し、
ワクワク汁が溢れて止まらない。

いざ、乗船!
すると、
ここで乗客同士の駆け引きが始まる。
(´・ω・) —★—(・ω・`)
なるほど、乗ってみたら分かるのだが、
エレベーターと同じで早く乗った人ほど
奥に行くために降りる順番は、
逆に遅くなるのである。

早く並んでいた僕らは気がつけば船の
後ろの方。。。
これは降りるの最後になるなぁ(;´д`)
まぁ、1番船やし、新波止は
そこそこ広いし大丈夫やろ。

この認識が甘々である事を、
数十分後に思い知らされる事になることを
この時の僕には知る由もなかった。

常連さんはよく分かっているようで、
早く乗船した人も奥には行かず、
乗船した舳先の脇に陣取っていく。
丁度、電車のドア脇のスペースを狙う
感じに似ている。

そうすると、荷物が邪魔になるので
乗りにくくなる。。
船頭さんが、奥に入るように促すが
みんななかなか進まない。
気持ちは分かるが、空はドンドン明るくなる。
早く行きたくて、気が気じゃない。

今回は定員ギリギリのようなので
50名近く乗っているのだろうか。
とにかく経験したことがない混みようだ。

ようやく全員が乗り込み、
やっと出発!

そう思ったとき、
今度は船が傾き始めたのだ! ヽ( ̄д ̄;)ノ

今度は船の左側に人と荷物が集中した為に
明らかに傾いている。

船頭さんも流石にヤバいと感じたらしく、
大声で呼びかける。
「左の人、右に移って!」

しかし、
移動すると荷物から離れる事になり
下船時に降りにくくなる為か、
みんな、なかなか動かない。

その間にも船の傾きは続く。
あれ、マジでヤバくない?
ちょっとドキドキしてくる。

温厚な船頭さんが、
ついに我慢の限界となり叫ぶ!
「はよ移動して!!!船沈むぞ!!!」

安全への思いが船頭さんの中をよぎり
だからついあんな大声を出させた
初めて見る船頭さんの狼狽
乗客の大粒の冷や汗
船内の時が止まった

『親父の1番長い日』ならぬ、
『船頭の1番長い朝』である。

その声に、流石にみんなも
ヤバいと感じ始め、渋々ながら
徐々に動き始める。
あー、良かった。
まさかの港でライフジャケットが
役に立つトコやった(^-^;

ようやく安定したところで、
いよいよスタート!
ただ、明らかに船の動きは重い。

船頭さんは、慎重にかつ確実な操舵で
沖波止を目指す。

船を走らせる事、十数分。
目的の新波止が見えてきた。

が。。。。

近づくに連れて、ハッキリ見える
その光景に目を疑うのだった。。。

数百mはあろうかという和田防新波止の
端から端まで等間隔で、すでに釣り人が
立っている。

!!!!

うそ。。やろ?
え?
1番船やで???
何でこんな事になってんの???
通しの徹夜????
釣る場所あんの?これ?
しかも降りるの最後やで。。

流石、青物シーズン、恐るべし(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

※後から分かったのだが、 シーズンイン
 したので、他の渡船屋さんがもっと
 早い時間から渡し始めたのだった。。。 

船が波止に着くと、みんな我先に
釣り場に向かって進んでいく。

僕とTさんが降りた時には、そこには
もう絶望しかなかった。

人・人・人・

取り敢えず、奥に向かって歩く、歩く、歩く。

微妙に空いてそうなスペースがあるので
声を掛けてみる。

「すみません、ここいいっすか?」

「(コッチを向くこともなく) 遠慮して。」

はぁぁぁ。。。
切ない。
世知辛い。

まぁそりゃそうか。
青物走るし、
ルアー思いっきり投げたいし、流れるし、
スペースは欲しいわなぁ。

その後、何人かに声を掛けるも
入れてもらえず。

そうこうしているうちに、波止の端まで
辿り着く。

まずい、
このままでは海に落ちるか、
潮通しの悪い逆サイドでやるしかない。

来た道をトボトボ引き返しすと、
わずかに広そうなスペースを見つける。
先行者の兄さんも優しそうだ。
最後のチャンスと声を掛ける。

「ココ、いいっすか(小声)」

「うーーーん。。。
 2人はキツいっすけど1人なら。。。」

「マジっすか!?ありがとうございます!」

優しい兄さんに救われる。
取り敢えず良かった。

入れて頂いた優しい兄さん。端までビッチリ。ツライ。
現場は写真で見る以上に狭い。

Tさんと相談したら、気を使い譲ってくれて、
まずは僕が入れてもらう事に。

Tさんは取り敢えず、潮通しの
悪い逆サイドで竿を出す事に。。。

ゴメンよ。Tさん。
交代しながら釣ろう!

そう思いつつ、
ようやく竿を出せる事にな
時間はもう6時前。
急がねば。。。。:;(∩´﹏`∩);:

次回、この苦労が報われる!!のか?

続く。